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パチスロの遠隔ってどうやるの?!IT屋が本気で考えてみた

2019年6月27日

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パチンコ、パチスロにおいて遠隔の話は尽きない。

自分の記憶に最も残っているのは、2007年のボナンザ摘発事件

当時まだ中学のガキだった私がニュースを見ていた時代だ。

内容としては、大海物語の台において大当たりを誘発させる遠隔操作システムが搭載されていたというもの。

事務所のパソコンで台番号を指定し、特定のボタンを押すことで大当たりするという優れもの。

当時、パチンコ、パチスロに興味を持っていた自分にとっては大人の世界スゲーという子供じみた感想だった笑

最も気になるのが、何故遠隔をしていることがバレてしまったのだろうかということ‥

そこの理由については、それっぽいものを見つけることはできなかった。

さて、そんあ実績のある遠隔操作ですが、個人的に気になることがある。

・今も遠隔をやっている店はある?

・遠隔ってどうやってできるの?

今回はIT屋の私が、上の疑問を掘り下げてちょっとだけ深く考えてみる、そんな記事だ。

 

遠隔をやっている店はある?

 

答えとしては、限りなく少ないだろう。

何故なら、ボナンザ摘発事件直後、このお店は閉店をしている。

客付きを上げるために遠隔をやっていたという供述があったことから、普段から客付きは悪かったのだろう。

そこでの摘発…からの閉店。

この事例が出てからは、遠隔に関する話題はあまり聞かなくなった記憶だ。

万が一遠隔をやってバレたら逮捕&閉店だからね。

リスクが高すぎる。

もしチェーン店が遠隔をやっており、仮に世間にバレたとしたら、例え大企業であっても倒産の危機となる。

なので、やるメリットがない。

ガイアのように、客付きは悪いけど利益率が高い店も存在する。

そりゃ、設定や釘を渋くするだけで利益は出るからね。

わざわざリスクを取ってまで遠隔をやるメリットはないだろう。

結論としては、遠隔をやってる店は限りなく0に等しいだと思う。

(ここIT屋関係なかったっすw)

 

遠隔ってどうやってできるの?

 

遂にIT屋の神髄をお見せするときがきたようだ。

まず結論から先に言うと、ハードウェアとソフトウェアに精通していればある程度はやれると思う。

取り敢えず、ハードウェアソフトウェアについて簡単に説明しますね。

電子機器はハードウェアとソフトウェアが必須

一般的な電子機器は、ハードウェア、ソフトウェアから成る。

PS4を元に説明すると、ハードウェアがPS4ソフトウェアがゲームディスク

人間に例えると、ハードウェアが身体ソフトウェアが知能

パチスロに例えると、ハードウェアが筐体演出や大当たりがソフトウェア

大体理解して頂けただろうか?

勿論のことだが、片方でも欠けると、成り立たなくなる。

言わば、運命共同体ともいえる。

この前提を理解できれば、遠隔操作のやり方も理解しやすくなるはずだ。

 

IT屋が考える、遠隔操作のやり方

 

この遠隔操作を実現させるためには、ハードウェアソフトウェアどちらもいじる必要がある。

さて、いじる前に前提を考えておこう。

実際にあったボナンザの遠隔操作の実績を元に、

「ホールの事務所にあるパソコンから特定の台を遠隔操作して大当たりを出す」

という前提にしよう。

まずはハードウェアからいじってみようか。

遠隔操作の元となるものだ。

このままだとただの箱だね。

遠隔操作をするために、パソコンとパチスロ機の通信を実現したいと思う。

いえい。これでパソコンとパチスロ機の通信ができるようになった。

正直遠隔操作のハードウェアはこれだけで十分かな。

後はこの中身となる、ソフトウェアについて考えよう。

ソフトウェアは電子機器の知能に該当する部分だ。

こいつの良しあしで製品の出来が決まるといっても過言ではない。

まずはパソコンからの命令をハードウェアで受信し、受信した内容を元にパチスロ機に命令を与えるようなプログラムを作ろう。

ちょっとごちゃっとしてきたな。

まあでも、ソフトウェアはざっくり言えばこんな感じの機能で十分だ。

実際青の箱で書いた部分簡単に描いてあるけど、一番難しいところなんだよね。

「受信した内容をパチスロ機に送る」

ここが最も難しい。

何故かというと、検定が通った後はプログラムの改変が認められないからである。

ならばどうするか?

答えは一つ。

遠隔操作対象のパチスロ機のプログラムを解析してプログラムを改変するしかないのだ。

多分解析にはかなりの日数がかかるだろう…

上で作ったハードウェアの中にソフトウェアを入れパチスロ機に取り付ける。

しかし、取り付けるだけではなく、取り付けたプログラムを元々のプログラムに読み込ませて上げないといけない。

読み込ませるまで行くには、遠隔操作対象のパチスロ機のプログラムを熟知しないとまず不可能。

仮に取り付けに成功したとしても、遠隔操作をした時の挙動が、通常時の挙動よりおかしければバレる危険性が高まる。

なので、非常にリスクが高い。

これはパチスロ機の演出パターンが多ければ多い程難易度が上がる。

ボナンザの例だと、遠隔操作対象は海物語。

海物語が従来のパチンコ機に比べ、演出がシンプル。

つまり、プログラムの解析自体もそこそこ容易ということから、遠隔操作システムが開発されたのではないかと予想。

それを考えれば、昨今の演出が騒がしい台をわざわざ解析して、遠隔操作システムを作るという無駄なことはしないだろう。

正直IT屋の私でも、遠隔操作システムを作るのは難しいし、むしろ作った人はある意味天才だと感服するレベルだ。

 

まとめ

 

遠隔操作については実例があるものの、やるメリットは無いに等しい。

まず昨今の出入りが激しいパチンコ・パチスロ機に大して遠隔操作システムを作ったところで、すぐにホールから消える可能性の方が高い。

実際にIT屋の視点から遠隔操作システム作成を考えてみたが、簡単なようで難しい。

ハードウェア自体は楽にできると思うが、問題はソフトウェア。

元々のプログラムを解析しない限り、遠隔操作システムを搭載することは不可能。

結果して、遠隔操作システムを作るのも大変だし、仮に作れたとしても、メリットほぼ無し。

実際少し深く考えてみると、以外と見えないもんも見えてくるもんだ。

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