酷評が多い戦国乙女A+。
前作には戦国乙女Aがありましたが、スペックを見ると+ではなく−の本機種。
ボーナス合算も著しく落ちており、
「何故こんな台を出したのか」
と思わざるを得ません。
唯一の評価ポイントは、不二子A+と同様、JAC形式のボーナスのため、BIGの獲得枚数が多いことだけ。
それ以外は全てにおいて劣ってると言えましょう。
スペックを比較してみましょう。
【ボーナス確率】
設定 | 戦国乙女A | 戦国乙女A+ |
1 | 1/169.8 | 1/193.3 |
2 | 1/159.8 | 1/186.2 |
3 | 1/161.0 | - |
4 | 1/148.3 | - |
5 | 1/145.6 | 1/181.5 |
6 | 1/126.5 | 1/175.2 |
【機械割】
設定 | 戦国乙女A | 戦国乙女A+ |
1 | 98.00% | 97.50% |
2 | 98.80% | 99.50% |
3 | 100.80% | - |
4 | 104.70% | - |
5 | 112.00% | 104.00% |
6 | 114.10% | 108.10% |
この比較表を見れば、如何に戦国乙女A+が劣っているかが一目瞭然。
唯一、設定2の機械割が勝っていますが誰得かと。
ボーナス合算も戦国乙女Aの設定1以下。
ただボーナス確率を重くして、機械割も思いっきり下げだこの台は正に劣化台と言えましょう。
更に言えば、液晶付きでありながら基本的には背景が切り替わるだけ。
最早液晶付きの意味を成してません。
演出やボーナス中には流石に動きますが、手抜き感は否めません。
「戦国乙女だからみんな打つよね」
というオリンピアの見え透いた考えが読み取れます。
設定も4段階ですから、検定も通しやすかったのでしょう。
オリンピアの5.9号機最後のAタイプということですが急いで出した感が否めません。
演出においても、戦国乙女ファンの私ですら画面のヨシテル様が口開けたままの姿を見続けるのは苦行に等しい。
美少女というのは、動く、喋ることで魅力があります。
本来見たいのはそれであり、紙芝居を見にきている訳ではないのだ。
流石にボーナス合算が重いだけあって、1k辺りのベースが36G〜39Gなのはいいがボーナス確率が重いので暇である。
言うなれば、初代エヴァンゲリオンから演出を無くした感じに等しい。
ここまで酷評を書いてしまったが、しっかりと面白いポイントはあります。
今回は酷評だらけの戦国乙女A+のいいところをご紹介出来ればと思います。
打ち方編
打ち方はハナビ、バーサスと同様。
左リールにバーを狙って右リールはフリー。
スイカとも言える、緑の着物がテンパイしたら中リールにバーか青7を狙って揃える。
基本的にはこれだけ。
しかしこの着物が厄介で、演出無しでも揃うパターンがある。
ハナビ、バーサスであれば予告音や消灯が無ければ揃わないが、こちらは揃う仕様。
貞子VS伽倻子でも稀ですが、演出無しでスイカがあります。
どちらにも言えることは、予告無しでスイカが揃ってしまうようなAタイプは淘汰されやすいということ。
(ハナハナは除く)
なので打つときには、着物がテンパイしたら狙うようにしましょう。
リーチ目編
多彩なリーチ目を紹介。
フラッシュはアツイ
これはフラッシュ後の画像となるので申し訳ない‥
無演出で着物テンパイから外れてフラッシュ。
フラッシュはアクロス系のを想像してもらえれば近しいかと。
着物取りこぼしかと思ったらボーナス。
(着物と同時当選かもだけど)
フラッシュ自体滅多に発生しないので、アツめの演出となってます。
突然の1確
左リール下段に白7が停止すれば問答無用で1確。
上にのっかってるやつのやつの呼び方は分かりません‥
これを止めるとヨシテル様が
「1確だ!」
と喋ってくれます。
たまにしか喋らないのでありがたみを感じる場面でしょう。
ボーナス最速揃えも実はここ狙い。
ビタで止まれば白系。
右リールに白7を狙って、止まれば白7BIG。
バーまで滑ればREG。
左リールが青7まで滑れば青7BIGとなります。
着物ハズレ
よく見る小役ハズレ形のリーチ目です。
ハサミ打ちすると、着物は大体斜めに揃いますが、上段テンパイはちょっとアツめ。
オーソドックスなだけに、初打ちでもわかりやすくていいですね。
チェリー・着物・チェリー
無演出ではいはいーってやってたら勝手に止まってました。
手が止まらずにベットボタン+萌えカットインで祝福。
悪くないですね。
チェリー・着物・チェリーがアクロスのパクりっぽいけど。
右リールフリーで小役非テンパイからけつ浮くリーチ目なだけに、そこそこ作り込まれてる感があります。
個人的にはレバーオン萌えカットインが欲しかったな‥
完全告知にしても、第3停止後に萌えカットインなので、ちょっと残念。
ハズレ目でもボーナス
割と見かける形なんですが、稀にボーナスを引っ張ってきます。
どのリーチ目役か不明ですがね‥
バー・リプレイ・青7からリプレイハズレ
狙ったら揃いました笑
左リールにバー・リプレイ・青7が停止すると、基本的にはリプレイ。
右リールでリプレイを蹴ればその時点で2確。
今回はハナビ、バーサスで言う消灯演出でしょうか。
「はいはい、リプレイね」
を否定してくれる嬉しい出目。
無演出から上段着物ハズレ
無演出で下段にバーがテンパイするだけでもアツい。
普段狙っても全然止まらなかったのですが、珍しく止まると…
そこには着物ハズレのリーチ目。
意外と無演出から当たるパターンも豊富なのでここは評価できます。
リーチ目機で嬉しいのは、やはり無演出。
パチンコみたいに、甲高い音やクソ長い演出を見せられてボタンや役物を押させて外す一連の流れと比較すると、無演出程嬉しいものはないかと。
出目で魅せるという面では良台ともいえましょう。
斜め着物ハズレ
通称ナメキですね。
エノキと大差はありませんが、ハサミ打ちだと基本的に着物は斜めにテンパイします。
大体は上段に青7が止まって残念ですが、中段に来るとボーナス確定です。
地味なリール制御も悪くはないですね。
中リール中段白7
中リール中段に白7が止まれば問答無用でボーナス確定。
左リールもそうですが、白7は基本的に強めです。
ハサむと大したことない出目ですが、これは嬉しい瞬間。
演出が絡んだ時に狙ってみるのもアリです。
正直意味が分からないリーチ目
正直なんでこれがリーチ目になるのかは分かりません。
赤ランプだったので次ゲームでボーナスを狙ったら揃いました。
やはり白7は強いのかもしれません。
2確
左リール上段白7で、右リール下段パーなら2確です。
シンプルなだけにいいですね。
小役ハズレとかではなく、純粋なリーチ目という感じが悪くない。
下段バーもかなり強めの配列となってます。
チェリー以外の時ね。
戦国乙女A+は割と面白い
酷評ばかり書きましたが、無演出で割と当たるので面白い。
遅れも搭載されており、実践上は当選率20%というとこでした。
そこそこ期待できるのがいいですね。
モードもいくつか選択できるのですが、オススメは断然
「戦国乙女モード」
乙女アタック、予告、萌えカットイン等、全演出がランダムで選ばれます。
演出自体、発生頻度は高くないので発生するだけで期待できます。
ゲーム性としては、純粋にリーチ目を楽しむ感じで、演出は補足みたいなものと思えば意外と楽しい。
気づけば3000G近く遊んでました。
REGを引きすぎたせいで、大して勝てませんでしたが、ベースが高いのでそこまでストレスはないかも。
合算は高設定でもクソ重いので、打つ時は腰を据えて…という感じになるでしょう。
地味に面白かったので、また機会があれば打ってみたいと思います。
良いリーチ目ライフを!