スマパチが出る度にスペックが複雑化していますが、『eとある魔術の禁書目録3』も中々一筋縄ではいかない機種です。
メーカーはオレンジ。新枠RESONANTを採用したスマパチで、2026年11月2日に導入されました。
本機は通常時の大当り確率1/348と重めながら、当たれば50%でラッキートリガー(LT)が発動します。
LTは前半・後半・最終回転で当選確率と出玉が変わる3段階ST(合計131回転)で、トータル継続率は約75%。前半は約1500個と約3000個+αが50%ずつの振り分けで、後半は大当りがオール3000個になるなど、一撃の破壊力を意識した設計になっています。
で本記事では、基本スペックから大当り振り分け、ボーダーライン、LT突入時の平均獲得出玉(TY)、一撃コンプリート達成率、回転数別のハマり確率シミュレーションまで、ホール実戦で役立つ数値を詳しく解説します。計算で出した数値には試算と明記し、前提条件もあわせて記載しています。
基本スペック・機種概要一覧

まずは『eとある魔術の禁書目録3』の基本スペックおよび機種概要のスペック一覧です。
| 型式名 | eとある魔術の禁書目録3RHZ |
| メーカー名 | オレンジ |
| 大当り確率 | 1/348(通常時、液晶に数字図柄が揃う確率) |
| LT突入割合 | 50%(通常時の大当り後) |
| LT突入確率 | 約1/696(試算:1/348 × LT突入率50%) |
| LT継続率 | 約75%(前半ST30回転+後半ST100回転+最終回転の合算値) |
| 賞球数 | 1&5&15 × 10カウント |
| 大当り出玉 | 約1500個 or 約3000個 or 約3000個+α(払い出し) |
| 電サポ回転数 | 0回転 or 131回転 |
| 初当り1回あたりの期待出玉 | 5,044玉(算出条件はボーダーの節を参照) |
| 導入開始日 | 2026年11月2日(月) |
ゲーム性の特徴・ポイント
通常時は1/348の大当りを待ち、当たれば2回に1回はLTへ入るシンプルな入口です。
LT中は段階ごとに大当り確率が変わり、前半(ST30回転)は1/99、後半(ST100回転)は1/128、最終回転は1/4。出玉3000個は、特電作動口を経由する大当り2回分の合計値として設計されています。
前半で上乗せループを引けるか、後半のオール3000個に届くか。この2点が本機の勝負所です。
大当り振り分け&出玉フロー

通常時および右打ち(LT)中の大当り振分と、3段階STの出玉フローです。
図解:通常時〜LT突入の流れ
大当り確率 1/348
LT発動 50%
大当り出玉 約1500個(固定)を獲得して、3段階STのLTへ
LT非発動 50%
約1500個(固定)を獲得し、電サポなしで通常時へ
通常時(大当り)振り分け
| 種類 | 出玉(払い出し) | 移行先・振り分け |
|---|---|---|
| 大当り | 約1500個(固定) | LT発動:50% |
| 大当り | 約1500個(固定) | LT非発動(通常へ):50% |
右打ち時(LT・3段階ST)振り分け
| 進行段階 | 出玉(払い出し) | 移行先・振り分け |
|---|---|---|
| 前半 ST30回転(1/99) | 約1500個 or 約3000個+α | 約1500個:50%/約3000個+α:50%(+αは出玉1500個×50%ループ) |
| 後半 ST100回転(1/128) | 約3000個 | オール3000個BONUS:100% |
| 最終回転(1/4) | - | 演出成功で回転数リセット(STリスタート) |
なお、大当りの振り分けが存在するのはST前半のみです。前半は約1500個が50%、約3000個+αが50%で、+αは出玉1500個が50%でループする上乗せです。
図解:LT中の出玉フロー(3段階ST・全131回転)
第1段階:前半 ST30回転(大当り確率 1/99)
大当りは約1500個(50%)or 約3000個+α(50%)。+αは出玉1500個×50%の上乗せループになる、序盤の上振れゾーン
第2段階:後半 ST100回転(大当り確率 1/128)
大当りはオール3000個BONUS。ここで当てるかどうかがLTの結果をほぼ決める本命ゾーン
最終段階:最終回転(大当り確率 1/4)
演出に成功すれば回転数がリセットされてSTがリスタート。失敗すればLT終了
3段階を合わせたトータル継続率:約75%
右打ち中の補足
スペックが結構複雑なんですが、ポイントは前半の上乗せループです。約3000個+αの+α(1500個×50%ループ)が続けば、1回の大当りが3000個を大きく超えていきます。
後半に入れば大当りはすべて3000個になるため、後半到達後の安定感は前半と段違い。如何に前半を抜けて後半に届くかが勝負所です。
最終回転までもつれ込んでも、1/4の演出成功でSTがリスタートする救済があります。
ボーダーライン

各種交換率における1000円(250個あたり)のボーダーライン目安です(表記出玉・削りなし条件)。ボーダーは公表値を正とし、算出条件は、電サポ中の出玉増減-5%、通常時2000回転(10時間)から算出、コンプリート機能は考慮しない、というものです。
| 4.3円(23個) | 16.1回転 |
| 4.0円 / 等価(25個) | 17.3回転 |
| 3.5円(28個) | 18.3回転 |
| 3.3円(30個) | 18.9回転 |
| 3.0円(33個) | 19.7回転 |
| 2.5円(40個) | 21.6回転 |
| 1.0円(100個) | 13.8回転 |
検証として、初当り1回あたりの期待出玉5,044玉と初当り確率1/348から等価ボーダーを計算すると17.2回転となり、公表値17.3回転との差は0.1回転で、ほぼ一致しています。
なお、非等価の計算値は算出モデルの違い(持ち玉の再プレイをどう扱うか等)で公表値と開きが出るため、本記事のボーダーはすべての貸玉料金で公表値を採用しています。
LT突入時TY(平均獲得出玉)&波の荒さ評価

本機のラッキートリガー性能およびスペック波の荒さに関する評価・分析です。
ラッキートリガー(LT)基本性能・TY数値
- 初当り1回あたりの期待出玉: 5,044玉(公表値。ボーダーと同じ算出条件)
- LT突入時平均獲得出玉(TY): 約12,000個(試算)。前提は、連チャンが継続率約75%の幾何分布に従い(平均約4連)、LT中の大当り1回あたりの平均出玉を、公表された振り分け(前半:約1500個 50%/約3000個+α 50%、後半:オール約3000個)から約3,000個と置いた概算です
- LT継続率: 約75%(3段階ST 合計131回転)
- 1回の大当りポテンシャル: 前半の約3000個+α(50%)で上乗せループが続けば3000個を大きく超える
初当りは1/348と重く、LT実質突入は約1/696(試算)のため、LTに入るまでの投資は重くなりやすい設計です。
その分、後半のオール3000個まで届いた時の破壊力は現行スマパチでも上位クラス。後半到達率がLTの結果をほぼ決める、荒めのバランスな気がします。
1回のLTでコンプリート&一撃〇万発へ届く確率

試算の前提:LTの連チャンは継続率約75%(公表値)の幾何分布に従うものとし、LT中の大当り1回あたりの平均出玉は、公表された振り分け(前半:約1500個 50%/約3000個+α 50%、後半:オール3000個)から約3,000個と仮定しました。
| 目標一撃出玉 / 想定連チャン数 | 到達・達成確率 |
|---|---|
| 一撃 10,000発到達率(約4連〜) | 約 42.2% |
| 一撃 20,000発到達率(約7連〜) | 約 17.8% |
| 一撃 30,000発到達率(約10連〜) | 約 7.5% |
| 一撃 40,000発到達率(約14連〜) | 約 2.4% |
| 一撃 50,000発到達率(約17連〜) | 約 1.0% |
| 一撃 60,000発到達率(約20連〜) | 約 0.42% |
| 一撃 70,000発到達率(約24連〜) | 約 0.13% |
| 一撃 80,000発到達率(約27連〜) | 約 0.056% |
| 一撃 90,000発到達率(約30連〜) | 約 0.024% |
| 一撃 95,000発(コンプリート達成・約32連〜) | 約 0.013%(約7,500回に1回) |
一撃10,000発は約42.2%と、LTに入れば2回に1回近い割合で届く計算です。一方でコンプリートは約32連が必要な試算となり、現実的にはLTの上振れが何度も重なった場合に限られます。
通常時・右打ち中「ハマり確率」シミュレーション

通常時(1/348)のハマり確率と、初当たりからLT突入・継続までのトータルシミュレーションです。
【通常時】ハマり確率シミュレーション(1/348)
| 100回転ハマり率 | 75.0% |
| 200回転ハマり率 | 56.2% |
| 300回転ハマり率 | 42.2% |
| 400回転ハマり率 | 31.6% |
| 500回転ハマり率 | 23.7% |
| 600回転ハマり率 | 17.8% |
| 700回転ハマり率 | 13.3% |
| 800回転ハマり率 | 10.0% |
| 900回転ハマり率 | 7.5% |
| 1000回転以上ハマり率 | 5.6% |
通常時のハマり割合は公表値です。
【右打ち時】トータル段階別 到達率・移行率&脱落率
初当たり(100%)およびLT突入(50%)を基準とした、段階ごとの継続・スルー(脱落)割合です。各段階の当選率は、各区間の大当り確率から計算した試算を含みます。
| 進行段階 | 初当たり基準 到達率 | 次への移行・継続率 | スルー・脱落率 (ここで終了) |
|---|---|---|---|
| 初当たり(1/348) | 100.0% | ・LT突入:50.0% | 50.0%(単発通常) |
| LT前半(ST30回転・1/99) | 50.0% | ・前半で大当り:約26.3%(試算) | 約73.7%(後半へ移行) |
| LT後半(ST100回転・1/128) | 約36.9%(試算) | ・後半で大当り:約54.4%(後半到達時・試算) | 約45.6%(最終回転へ) |
| 最終回転(1/4) | 約16.8%(試算) | ・演出成功でSTリスタート:25% | 75%(ここで終了) |
※初当たりで50%を引き当てればLT即発動。ただしLTに入っても、大当りなしで終わる確率は約25.2%(試算)あります。前半で当てる確率は約26.3%と高くなく、勝負どころは後半ST100回転です。LTトータル継続率は約75%(公表値)。
ホール実戦前に!波の荒さを体験・シミュレーションする方法
ホールでの実戦前に出玉の挙動やスルー率、LT中の伸びをあらかじめ体験できるシミュレーターです。初当り1/348 × LT突入50%という入口の重さは、数字だけでは掴みにくいのでぜひ触ってみてください。
LT突入シミュレーション
eとある魔術の禁書目録3の「初当たり〜LT突入シミュレーター」です。初当たり確率1/348、千円あたり17.3回転(等価ボーダー)で計算し、初当たりのたびに50%でLT突入を抽選します。LT実質突入確率は約1/696です。
LT中シミュレーション
eとある魔術の禁書目録3の「LT中シミュレーター」です。LT継続率 約75%で連チャンを抽選します。出玉は公表された振り分け(前半:約1500個 50%/約3000個+α 50%、後半:オール約3000個)をもとにした試算モデル(約1500個 25%/約3000個 50%/約3000個+α 25%。αは1500個が50%でループする上乗せ)で計算しており、1回あたりの平均は約3,000個です。獲得出玉が95,000発に到達した場合はコンプリートとして打ち止めにします。換金額は4円等価換算です。
まとめ

『eとある魔術の禁書目録3』の実戦ポイントと要点のまとめです。
- 通常時1/348のスマパチンコ: 新枠RESONANT採用。当たれば50%でLT発動のシンプルな入口。
- LTは3段階ST(131回転): 前半1/99・後半1/128・最終回転1/4。トータル継続率は約75%。
- 出玉の鍵は前半と後半: 前半の約3000個+α(50%)の上乗せループと、後半のオール3000個。後半到達率が結果を左右する。
- 等価ボーダーは17.3回転: 計算値17.2回転ともほぼ一致。初当り1回あたりの期待出玉は5,044玉。
- 一撃到達率(試算): LT中の一撃10,000発は約42.2%、コンプリート(95,000発)は約0.013%(約7,500回に1回)。
- ハマり: 通常時1000回転以上のハマりは5.6%。初当りが重い分、投資計画を立ててから座りたい1台。